柴犬のカンスケとあんず、たまとたまチリの暮らしを紹介します(一時期グリ日記)
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 両親の実家(じーさん家)も含めかれこれ四頭飼っておりました。
 先代犬のペロ吉とマン吉への思い、大きいです。


 ただ、それ以上に"犬とは"と考えてしまったこと、記事にしたいと思います。


 私は、2年間、青年海外協力隊員(=海外逃亡生活=3食昼寝付きの有給休暇)として西アフリカの象牙海岸共和国で過ごしました。
 もう十年ほど前の話しです。
 農業機械の専門技官として稲作協同組合の技術者(=ワーカー)と共に、村にある耕運機や脱穀機を直していました。


 村々には農民が飼っている犬がいます。(村全体で30頭くらい)
 でも、名前は殆ど付けられていません。
 犬達は農民が畑や田んぼに行く際の護衛として彼らの周りを守ります。
 何から飼い主を守るのか。
 「蛇」です。
 特に「グリーンスネーク」と呼ばれている細くてすばしっこい奴。
 無論、年に1~2頭は蛇にやられて死んでしまいます。
 人間でもやられれば確実に死にます。


 そんな彼らですが、餌は人間の残り物、もちろん村の農民ですから残飯というより野菜とかのきれっぱしとか、見た目は殆どゴミ。
 象牙の人々は骨までかじって食べるので、犬達にとっては骨も高級品です。
 さらに、伝染病や狂犬病を恐れ、犬を可愛がることはしません。
 撫でるなんてもってのほか。
 犬達も人間とは数mの距離を必ずあけます。


 当初、犬達も見慣れない黄色い人間を不審者扱いしていましたが、どうも自分達が好きらしいことを感じ取り、次第に私の周り(といっても3mぐらい距離を取るのですが・・・)をウロウロ。
 村の広場にある長椅子で昼寝をしていると、一頭(ボス犬)私の横まで来てクンクン臭いを嗅いでいました。
 (ボス犬は怪しげな私を監視?確認?するために来たのでしょう)
 そんな中で犬馬鹿な私・・・。
 ウトウトしながら手を出してしまい、ガブ
 あわてて手を引っ込めそうになりましたが、悪いのは私です。
 噛まれた左手をそのままに、右手で頭を撫でてやりました。
 撫でられるのも初めてだったのでしょう、ボス犬は驚いて噛むのをやめ、数分間そのまま撫でられ続けました。
 ふと見ると、ボス犬ははっとした後に、頭を下げていました。


 それからです。
 私の周りにはその村の犬全てが寄ってくるようになり、村で休んでいる時は私の周りで撫でられるのを待っているようになりました。
 私が村から現場(田んぼ脇)に行く時は、私のバイクの周りに7~8頭の護衛が常に付きます。
作業中も周りの監視は怠りません。


 彼らは私に撫でられる事と引き換えに私の命を自分の命を掛けて守ってくれるのです。
 幸い私の前で死んでしまった犬は一匹も居ませんでした。


 彼らがそばに居てくれたからこそ、人間は今の文明を築けたのではないでしょうか。




ポリオ


象牙の村での一枚。
人がたくさんいるのはポリオの集団接種のために集まった人達です。
犬は写ってはいませんが、陰にいます。




シルベ


私の仲間たちと。
左からたまチリ、シルベイン、ミッシェル、ユヴエ。




田んぼ


田んぼで。稲の脱穀作業をしています。
ここでも犬はいますが、カメラを向けると一目散に逃げてしまいます。


※写真をデジカメで撮ったので画像は見にくいです。

【2009/11/20 21:43】 | たまチリのひとり言「俺と○○」
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ぽちんちのママさんへ
たまチリ
カンスケ&あんずが家に来てからなのですが、昔周りに居た犬達、特に象牙の犬達のことを色々考えてしまいます。
あちらの犬、7才ぐらいで死んでしまう子が多いのです。ワクチンなんて打ってませんし、蚊も一時間で100箇所以上刺されるくらいいます。
もう知っている犬は居ないのでしょう。それでもゴリブレノゥ村(事件のあった村=集落)に行けば犬達が待ってくれているのではと考えたりもします。


涙が
ぽちんちのママ
素敵な記事をありがとうございます。
なんだかね、じ~んとしましたよ。

犬っていいですよね。やっぱり (水野晴雄?)
そういうギブア&テイクがあって共存していくものなんですねえ。 それを今の私たちに置き換えてみると。。。。などと考えてみています。


人類文化に興味があるんです私。
これからもドンドンいろんなこと紹介して下さいね。


こぎママさんへ
たまチリ
確かにペットではないのです。
おっしゃるとおり共生関係だと当時の私も考えました。
そんな中で純粋に人間を守ろうとする犬達に有難うと改めて言いたいです。

いきなり
こぎママ
犬と人の本質に迫るエントリーですね。

ペットの定義ってご存知ですか?
1 名前をつけること
2 食用にしないこと

なのだそうです。

おそらく1も2も不分明なまま象牙の村では犬と人は共生しているんでしょうね。
太古、人に犬が近づいてきた起源はまさにたまチリさんが経験したとおりのことなんじゃないかな?
何か役務を提供するかわり食事を提供されていた。
風通しのよい関係ですね。
今のともすれば共依存みたいな犬と人との関係はこれからどうなっていくんでしょうね~。
と遠大なことを考えてみました。

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この記事へのコメント
ぽちんちのママさんへ
カンスケ&あんずが家に来てからなのですが、昔周りに居た犬達、特に象牙の犬達のことを色々考えてしまいます。
あちらの犬、7才ぐらいで死んでしまう子が多いのです。ワクチンなんて打ってませんし、蚊も一時間で100箇所以上刺されるくらいいます。
もう知っている犬は居ないのでしょう。それでもゴリブレノゥ村(事件のあった村=集落)に行けば犬達が待ってくれているのではと考えたりもします。
2009/11/21(Sat) 00:14 | URL  | たまチリ #-[ 編集]
涙が
素敵な記事をありがとうございます。
なんだかね、じ~んとしましたよ。

犬っていいですよね。やっぱり (水野晴雄?)
そういうギブア&テイクがあって共存していくものなんですねえ。 それを今の私たちに置き換えてみると。。。。などと考えてみています。


人類文化に興味があるんです私。
これからもドンドンいろんなこと紹介して下さいね。
2009/11/20(Fri) 23:56 | URL  | ぽちんちのママ #i71gHzAs[ 編集]
こぎママさんへ
確かにペットではないのです。
おっしゃるとおり共生関係だと当時の私も考えました。
そんな中で純粋に人間を守ろうとする犬達に有難うと改めて言いたいです。
2009/11/20(Fri) 23:00 | URL  | たまチリ #-[ 編集]
いきなり
犬と人の本質に迫るエントリーですね。

ペットの定義ってご存知ですか?
1 名前をつけること
2 食用にしないこと

なのだそうです。

おそらく1も2も不分明なまま象牙の村では犬と人は共生しているんでしょうね。
太古、人に犬が近づいてきた起源はまさにたまチリさんが経験したとおりのことなんじゃないかな?
何か役務を提供するかわり食事を提供されていた。
風通しのよい関係ですね。
今のともすれば共依存みたいな犬と人との関係はこれからどうなっていくんでしょうね~。
と遠大なことを考えてみました。
2009/11/20(Fri) 22:56 | URL  | こぎママ #z8Ev11P6[ 編集]
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